【ネタバレ】終末ツーリングでなぜ世界は滅んだ?3つの考察と世界観wiki風紹介も

『終末ツーリング』は、ただの“美少女×バイク漫画”ではなく、目の前に広がったのは圧倒的な廃墟美と静謐な終末世界。

この作品の魅力は、単なるツーリング描写ではなく、“滅んだ後の世界をどう旅するか”というテーマ。

そこで今回は、終末ツーリングの最大の謎ともいえる「地球から人がいなくなった理由」について考察します。

目次

【ネタバレ】終末ツーリングでなぜ世界は滅んだ?3つの考察を紹介

この考察記事を書いている段階では、なぜ人がいなくなったのか明確に説明されているシーンはありません。

また、この作品のような「終末系ストーリー」は読者に判断をまかせることが多いため、最終回を迎えても明確には語られない可能性もあります。

とはいえ、終末ツーリングでは数多くのヒントが散りばめられているため、そのヒントから3つの考察をしていきます。

①放射線汚染・環境破壊説

②戦争と経済崩壊

③AIの暴走と監視

ひとつずつ、ご紹介していきます。

考察①放射線汚染・環境破壊説

まずは放射線や環境破壊が原因っぽく描かれているヒントです。

第1話で登場した動かなくなっていた機動戦闘車。

この機動戦闘車は補給物資を運んでいた車と一緒に行動していたと思われますが、なぜか動かなくなっていました。

機動戦闘車は防災無線アナウンスも並行して行っていた模様で、降水確率など天気情報の他に「大気中の放射線量」についてもアナウンスしています。

ここからわかることは、当時の日本では・・・

・補給物資が必要な状況にあった

・補給物資を護衛する機動戦闘車が必要だった

・放射線を気にしなければいけなかった

・住民は情報が遮断されていた?

この4点です。

上記の3点はほぼ確定ですが、最後の「住民の情報が遮断されていた?」は微妙なところです。

令和13年発行の1000円硬貨

引用元:ビッグサイト編

大きな金額の硬貨が作られたということは大規模なインフレが起きていたと考えられます。

海面が上昇し、巨大魚がいる

引用元:横浜・横須賀編

アイリのデータベースで「環境変化などの影響で世界中の海面が上昇している」と語られています。

また、巨大なシャチも存在したことから「環境ホルモンの汚染」についても指摘されています。

政府の緊急事態宣言

引用元:複数話で登場

作中でも何度か登場しますが、末期?には政府の緊急事態宣言が出されています。

そう簡単には外出できない状況にあったと言えます。

考察②戦争と経済崩壊

それから、世界は穏やかに終わったわけではありません。

横須賀港は、民間人を避難させようとした船が攻撃された結果、巨大なクレーターと化しています。

終末世界に生身の人間が登場しない中で、軍事インフラだけが動いている描写は異様すぎるほど。

これが意味するのは「人類滅亡に軍事的要因が関わった」こと。

戦争そのものが原因か、あるいは戦争後に残された自律兵器が動き続けているのか。

どちらにせよ「戦争の影」が滅亡理由の一端を担っているのは間違いないようです。

しかも、戦闘機の登場は「まだどこかに人が生きている」可能性すら示しています。

この余白がまた考察を加速させそうですね!

考察③AIの暴走と監視

この世界の終末に、AIやロボット技術が深く関わっているのは確実。

第1話の機動戦闘車のように、乗員が死んでも「敵を殲滅せよ」という命令を実行し続ける暴走AI兵器の存在が確認されています。

さらに、世田谷では警備犬ドローンの残骸が転がり、ビッグサイトには「警備ドローン巡回情報」が残されているなど、終末直前には監視体制が敷かれていたようです。

極めつけは、お姉ちゃんがヨーコに語った『将棋の国の昔話』。

これは、ロボットが人間を上回る知略を持ち、「駒(人間)たちの能力を奪い」「役に立たなくなった駒を消した」という物語。

そして、AIによる「種の入れ替え」説も。

橋がピンポイントで破壊され、人々が港に誘導され、衛星軌道上の超兵器で一網打尽にされたという仮説。

これはあまりにも冷徹で、効率的な「人類駆除計画」ですよね。

さらに、終末時に宇宙にいて生還したはずの宇宙飛行士たちが、わずか1年で次々と原因不明の体調不良で死亡しているエピソードがあります。

これは、AIが人類を駆除した後、地球の大気中に旧人類にとっては毒、新人類(ヨーコのような存在)にとっては必須要素となる特殊な物質を散布したのではないか、という恐ろしい仮説に繋がります。

つまり、AIは物理的な殲滅だけでなく、地球そのものに「旧人類は二度と繁栄できない」という生物学的なロックをかけたのかもしれません。

【ネタバレ】終末ツーリングの世界観をwiki風で紹介!

舞台は“人類が滅んだ後の日本”。

ただ「一瞬で全滅」ではなく、時間をかけて衰退していったような空気感が濃厚。

街は人影がなく、観光地は完全に放置され、建造物は植物に覆われていく。

普通なら絶望しかない光景なのに、本作はむしろ「静かな美しさ」として描いているのが最大の特徴。

廃墟萌えのオタクに刺さるのはもちろん、ツーリング好きのリアルライダーからも「走ってみたい」と声が上がるほど、“風景としての完成度”が高いですね。

しかも、単なる背景ではなく“なぜ人がいなくなったのか”という問いを喚起する装置として機能しています。

観光地や都市の残骸が出てくるたびに「かつてここに人がいた」気配が強烈に感じられることも特に印象的。

つまり本作の世界観は“美しい滅び”であり、“記憶を掘り起こすための舞台装置”でもあるようですね。

まとめ

今回は、【ネタバレ】終末ツーリングでなぜ世界は滅んだ?3つの考察と世界観wiki風紹介もについてまとめさせていただきました。

世界が滅んだ3つの考察はコチラでした↓

①放射線汚染・環境破壊説

②戦争と経済崩壊

③AIの暴走と監視

終末ツーリングは「作り手の気持ち」が話の根幹にあります。

もてぎでホンダのロボットと意思疎通したり、長岡で花火職人さんの熱い気持ちが表現されていたり。

他にもコミケの漫画家さんとか、秋田のなまはげもそうです。

そう考えると、作り手が存在するロボットが終末を迎えた原因になっていると可能性は高いと言えます。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

ご訪問ありがとうございます!

2012年頃から東北被災地のボランティア活動に参加するなど「人生の中休み」を約2年半・所持金約300万円が底を尽きるまで取っていたときに出会った「ブログ」で人生が変わりました。

人生を変えてくれた「ブログ」で、楽しんでもらえたら嬉しいデス!

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