現在、米の売り切れが続出!
スーパーなどの陳列棚に、米が並んでいない状況が続いているのをご存じでしょうか?
米不足2024年はいつまで続くのか、スーパー売り切れはなぜなのか気になったので調査してみました。
米不足(2024年)いつまで?
米不足ですが、少なくとも2024年の秋頃までは不足した状態が続く可能性が高いです。
米不足で思い出されるのは、やはり1993年に起こった「平成の米騒動」となりますが、あの時は約2か月間も米不足が続きました。
当時、米不足に陥った理由は、80年ぶりの大冷夏で作物が育たなかったことであり、今年の米不足とは状況が全くと言っていいほど違います。
ただし、米不足という根本的な状況は今年も1993年も変わらないため、少なくとも2か月くらい、つまり10月頃までは覚悟しておいた方がいいのではないでしょうか。
米不足(2024年)?なぜ売り切れなのか3つの理由を調査
なぜ、米が不足しているのでしょうか?
それには、3点が考えられると思います。
①地震による影響
②猛暑による影響
③米の流通量が減少
ひとつずつ、ご紹介していきます。
米不足(2024年)の理由①地震による影響
8月8日に宮崎で起きた震度6弱の地震は、みなさん記憶に新しいと思いますが、その地震の影響も非常に大きいと思います。
その地震が直接というわけではなく、専門家などが南海トラフ大地震の可能性を指摘したことにより、備える人が急増したからですよね。
これにより、米だけでなく、水なども売り切れている状況も見受けられるため、この地震による影響は大きなウエイトを占めていると思います。
米不足(2024年)の理由②猛暑による影響
昨年から続く連日の猛暑で、米を含む作物が育ちづらくなっていることも考えられます。
また、昨年の猛暑の影響でお米の品質が低下し、小粒で不完全なお米が多く収穫されました。
これにより、精米効率が低下し、お米の消費量が増加しています。
通常、100キロの白米を得るためには110キロの玄米が必要でしたが、現在は115~120キロが必要となっています 。
これにより、お米の消費量が増加し、在庫が早くなくなる結果となっています。
平成の米騒動では、これとは真逆の冷夏により作物が育たなかったわけですが、やはり何事も極端すぎるとダメですよね。
米不足(2024年)の理由③米の流通量が減少
今年は、そもそも米の流通量が減少しているのが、6月頃からわかっていました。
理由は、下記の2つのようなインバウンドの影響が顕著であり、需要と供給のバランスが大きく崩れています。
つまり、需要が多すぎて供給が追い付いていない状況なのです。
外国人観光客は、米はあまり食べないのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、全然そんなことはありません。
空前の日本食ブームも相まって、むしろ積極的に食べる傾向にあるため、米の需要が高まっているわけです。
米不足(2024年)の対策と今後の展望
では、どのようにしてこの問題に対処していくのでしょうか?
まず、日本国内では品種改良が進められています。
例えば、猛暑に強い新品種「新之助」は、品質が高く、異常気象に耐えうるため、今後の供給安定化に大いに貢献することが期待されています。
また、各地のJAや自治体が協力し、外食産業への直接販売を推進しています。
これにより、農家が需要を正確に把握し、安定した取引が実現しています。
例えば、秋田県では、外食ニーズに応じた高付加価値米の生産が進められており、これが価格安定化に寄与しています。
コメ不足の根本的な解決には、さらなる技術革新が必要だと考えています。
具体的には、環境に優しい持続可能な農業技術の導入が求められ、例えば水資源の効率的な利用や有機農業の普及などが考えられます。
これにより、気候変動の影響を最小限に抑え、持続可能な食料供給を実現することが可能です。
まとめ
今回は、米不足(2024年)いつまで?なぜ売り切れなのか3つの理由を調査についてまとめさせていただきました。
2024年は、インバウンド、猛暑などの影響もあり米不足は元々懸念されている状況でした。
そこに、先日の地震が相まって売り切れなどに拍車をかけた印象となっています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。