2025年の大阪・関西万博で展示された「ぬいぐるみベンチ」が、SNS上で炎上!
このベンチは、使用されなくなったぬいぐるみを透明なビニールに詰め込んで作られたもので、アップサイクルの一環として展示されました。
この記事では、なぜこのベンチがこれほど批判を集めているのかを調査してみました。
【大阪万博】ぬいぐるみベンチとは?
大阪・関西万博会場内に登場した”ぬいぐるみベンチ”は、多数のぬいぐるみを透明ケースにぎゅうぎゅう詰めにしたアップサイクル家具です。

このベンチは「遊ばれなくなったぬいぐるみたちに新しい役割を与えたい」という想いから作られたものだとされています。

ベンチの特徴として、以下の点が挙げられます↓
・透明なケースの中に多数のぬいぐるみがぎゅうぎゅうに詰め込まれている
・ぬいぐるみは全て”後ろ向き”で顔が見えないように配置されている
・サステナブルを意識した「アップサイクル家具」として提示されている
展示しているのは、老舗アミューズメント企業「株式会社ワイドレジャー」の体験ブース「遊んでい館?」です。
クレーンゲームやメダルゲームなどを手掛けるこの会社は、万博では持続可能性を意識した展示を行っています。
この展示が4月20日頃からSNSで話題となり、「可哀想」「悪趣味」という声が急速に広がりました。
では、なぜそこまで批判が集まったのでしょうか?
【大阪万博】ぬいぐるみベンチになぜ批判?炎上理由「任天堂の許諾なし」を調査
炎上の大きな原因となったのは、ベンチ内にポケモンのキャラクターのぬいぐるみが含まれていたことです。

SNSユーザーが「デデンネ」や「ハクリュー」といったポケモンのキャラクターを特定したことで批判が拡大しました。
『ポケモン』は万博のスペシャルサポーター。
任天堂の担当者は、下記のように回答したそうです↓
「お寄せいただきました内容を確認いたしましたが、
万博での展示については当社が許諾したものではなく、
コメントは差し控えさせていただきたく存じます」
この回答により、ポケモンのキャラクターが無断で使用されていたことが明らかになりました。
そして、SNSではどのような反応が広がっているのでしょうか?
【大阪万博】ぬいぐるみベンチになぜ批判?SNSの反応も調査
SNSの反応はコチラです↓

これは悲しい気持ちになっちゃいますね…みんなぎゅうぎゅう詰めで可哀想…
ぬいぐるみ供養を神社でお金払ってやってもらってる自分は、これは座れない
可哀想すぎて心拍数上がるわ
これあまりにも悪趣味すぎません…?
自分の好きなキャラクターがこんな目に遭ってるの見たら泣いてしまいそう
万博に遊ばなくなったぬいでリサイクルして作りましたってベンチあったけど…デデンネさん…
ちょ!推しポケのハクリューぬいある!!?
ポチタとかジョージとかマイメロもいるな…
これって権利的にOKなの?
コレは任天堂怒っていいと思う。
完全にブランドイメージに関わる案件でしょ
息が詰まりそうなぬいぐるみたち、見ていて辛い
アップサイクルの発想は分かるけど、
これはやり方が間違ってる
なぜこれほど強い感情的反応が起きているのか?というと、その心理的背景には『ぬいぐるみへの感情移入』があるようですね。
「遊ばれなくなったぬいぐるみに新しい価値を」
という制作側の意図と、
「大切な存在が苦しめられている」
という受け取り手の感情の間に大きなギャップが生じ、それが今回の炎上の原因のように思えました。
まとめ
今回は、【大阪万博】ぬいぐるみベンチになぜ批判?炎上理由「任天堂の許諾なし」やSNSの反応も調査についてまとめさせていただきました。
「ぬいぐるみベンチ」の展示は、アップサイクルという理念のもとに行われましたが、感情的な反発を招く結果となりました。
SDGsの推進においては、理念だけでなく、個人の感情や文化的背景にも配慮することが求められます。
万博という大規模なイベントでは、多様な視点を持つ人々が集まるため、展示の意図と受け手の感情とのバランスを取ることが重要となりそうですね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。