パリオリンピックにて、フランスの柔道選手が黒人の方ばかりで話題!
フランス人といえば白人の方が多いイメージですが、なぜフランスの柔道代表選手は黒人の方ばかりなのでしょうか?
気になったので調査してみました。
パリオリンピック柔道でフランス代表に黒人が多い3つの理由は?
パリオリンピックでフランスの柔道選手に黒人が多い理由は、この3つが考えられます。
①すでに活躍している選手の影響
②フランスの柔道政策と支援体制
③歴史的背景と移民の影響
ひとつずつ、ご紹介していきます。
フランス代表に黒人が多い理由①すでに活躍している選手の影響
フランス柔道界ではすでに多くの黒人選手が成功を収めており、これが次世代の選手たちに大きな影響を与えています。

例えば、フランスの柔道界のレジェンドであるテディ・リネールは、その圧倒的な実力とカリスマ性で多くの若手選手に影響を与えています。
リネール選手は、フランスの柔道界に詳しくなくても一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
その他にもたくさんのレジェンド級選手がいるため、根本的に層が厚いのかもしれませんね。
フランス代表に黒人が多い理由②フランスの柔道政策と支援体制
フランスは、柔道を含む多くのスポーツに対して非常に手厚い支援を行っています。

フランス柔道連盟では、才能のある若手選手を発掘し育成するためのプログラムが充実。
これには、特に移民コミュニティの子供たちを対象としたものも含まれています。
また、フランスのスポーツ政策は社会的包摂を重視。
あらゆる背景の子供たちに、スポーツを通じて平等な機会を提供することを目指しています。
これにより、黒人コミュニティの子供たちも柔道に参加しやすくなり、才能を発揮する機会が増えています。
国としてこういった多くのチャンスを見いだせるきっかけを作っているのは素敵な取り組みですよね!
フランス代表に黒人が多い理由③歴史的背景と移民の影響
19世紀以降のアフリカ植民地の政策により、フランスと北アフリカが親睦を深め、フランスに黒人の方が移住するようになりました。

それ以来、黒人の方の割合も増えたのだろうと推測できます。
こういったアフリカ系フランス人の多くは、教育や仕事の機会を求めてフランスに移住しています。
中でもスポーツは、これらの移民コミュニティにとって社会的な昇進の手段となることが多いという背景があります。
特に柔道は、フランスの都市部で人気のあるスポーツ。
こういった歴史的背景から、多くの黒人選手が都市部の柔道クラブで才能を発揮し、腕を磨きオリンピック選手になっているといわれています。
パリオリンピックでのフランスの柔道選手についての声
SNS上でも、フランス代表の柔道選手に黒人が多いことが話題になっているようです。


フランス団体の選手てみんな黒人なん?

柔道団体、フランスは全員黒人選手?人種によるスポーツの流行りとかあるのかな?

パリオリンピックのフランス選手、やたら黒人が多いなと思う。フランスって黒人の国だったけ?
など疑問の声が多くあがっていて、イメージと違って驚いた方も多いのかもしれませんね。
ただ、それが「正当な選考会の結果故」であれば、何ら問題なのではないかと思います。
柔道の敗者復活戦の仕組みとは?銅メダルが2つ!
オリンピックの柔道のメダルについて、疑問に思った事はありませんか?
敗者復活戦・3位決定戦が2回あり、同じ階級でも銅メダルは2人という柔道のトーナメントルールです!
なぜ、オリンピック柔道には銅メダル(3位)が2人いるのか?気になったので調査してみました。
柔道の、敗者復活戦の仕組みはコチラです↓
3位決定戦が2試合行われ、それぞれの勝者(2人)が銅メダルを獲得となります!
準々決勝で敗れた選手たちは敗者復活戦に回り、以下のように進行します↓
①【敗者復活戦開始】
準々決勝で敗れた選手たち(4人)が、敗者復活戦に出場します。
この試合で勝利した選手(2人)が、3位決定戦に進出します。
②【3位決定戦】
準決勝で敗れた選手(2人)と、敗者復活戦を勝ち上がった選手(2人)が3位決定戦(2試合あり)で各々対戦します。
この試合に勝利した選手(2人)が、銅メダルを獲得します。
柔道では他の多くのスポーツとは異なり、銅メダルが2つ授与されます!
柔道がオリンピックで銅メダル2人の理由は?
オリンピック柔道の銅メダル(3位)は、なぜ2人いるのでしょうか?
上記でも説明しましたが、ブロックごとの準決勝で負けた選手が2人いて、敗者復活戦で勝ち上がった選手VS準決勝で負けた選手が銅メダル(3位)をかけて戦います。
よって、準決勝で負けた選手が2人いるので、3位決定戦も2回行われ銅メダル(3位)も2人存在します。
オリンピックという舞台では通常の大会とルールが異なる種目もありますが、柔道ではオリンピックでも、他の国際大会でも銅メダルは2人です。
通常のトーナメントでは、準決勝で負けた2人(Aブロック、Bブロック)が対戦しそれで勝った方が銅メダル(3位)になります。
しかし、柔道のトーナメントの場合は敗者復活戦のある「ダブルレぺチャージ」方式を採用しています。
敗者復活戦採用のトーナメントでは、準決勝で負けた2人は戦うことなく3位が決められます。
なぜ、このような敗者復活戦を採用しているかと言いますと、
シード枠がないために、初戦からいくら優勝候補としても落とされる可能性があるということですね。
柔道のオリンピック銅メダル2人はいつから?
オリンピックの柔道では銅メダルが2人になるという「ダブルレぺチャージ」方式を採用しだしたのはいつからなのでしょうか?
採用した時期ははっきりといつからかは分かりませんでしたが、1964年の東京オリンピックの時点ではすでにこのルールが採用され銅メダルが2人いました。
結構長く、このルールを採用しているという歴史があるようですね!
まとめ
今回は、パリオリンピック柔道でなぜフランス代表に黒人が多い?敗者復活戦の仕組み(銅メダル2人の理由)も調査についてまとめさせていただきました。
歴史的背景や移民、柔道政策と支援体制など、様々な背景があって黒人比率が高くなっているようですね。
さまざまな理由が考えられますが、人種など関係なくスポーツマンシップにのっとって精一杯プレーしてほしいです!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。