朝ドラ『あんぱん』の初週(第1週)でヤムおじさん(阿部サダヲ)が売っていたあんぱんは10銭だったのに、第2週「フシアワセさん今日は」ではなんと3銭。
さらには、2銭で売られていたシーンまでありました。
これらは一体、現代のいくらくらいに当たるのでしょうか?
気になったので調査してみました。
【朝ドラ・あんぱん】1~10銭は今の何円?昭和初期と現代価値の比較一覧を紹介
「銭(せん)」は、かつて日本で使われていた補助通貨単位で、1円=100銭、1銭=10厘(りん)という構成。

現在のように「1円が最小単位」ではなく、1銭や1厘でも立派に買い物ができた時代!
では、1銭にはどのくらいの価値があったのでしょうか?
明治末期〜昭和初期の物価や平均給与などから現在価値を計算すると、おおよそ次のように換算できます。
品目 | 昭和初期の価格 | 現在価値の目安 |
新聞1部 あめ玉 おはぎ | 1銭 | 約6〜8円 |
おにぎり そば一杯 | 2銭 | 約12〜16円 |
パン1個 うどん | 3銭 | 約18〜24円 |
銭湯入浴料 | 5銭 | 約30〜50円 |
うどん (屋台) | 8銭 | 約50〜70円 |
あんぱん (1個) | 10銭 | 約60〜80円 |
たった1銭でも結構買い物できて、新聞や駄菓子が買えた時代もあったんですね!
こうして見ると、10銭というのは「ちょっとした贅沢」に感じられる金額だったことが分かります。
また、同じパンでも、屋台のあんぱんは2銭、職人仕立ては3銭や10銭というように、品質や売り手によって価格に差があったことも特徴で↓

・使用する材料(小豆の質、バターや砂糖の量)
・作り方(手作りか、大量生産か)
・店の立地や評判(町中の人気店か、屋台か)
などによって、大きく価格差が出ていたと考えられます。
10銭のパンって、今で言えば駄菓子じゃなくて
“ちょっとしたご褒美パン”
って感じで庶民のおやつにしては高級寄りだったかもしれないですね。
【朝ドラ・あんぱん】の値段はどう変わった?昭和・戦後・バブル・令和の推移一覧表を紹介
昭和初期に10銭だったあんぱんは、その後どのように値上がりしていったのでしょうか?

ここでは、時代ごとのあんぱんの価格推移をまとめて紹介します。
年代 | あんぱんの価格(当時) | 現代の価値換算(目安) |
---|---|---|
昭和初期 (1930年) | 約3〜5銭 | 約30〜50円 |
戦後 (1950年) | 約10〜12円 | 約90〜100円 |
高度成長期 (1970年) | 約20〜60円 | 約100〜150円 |
バブル期 (1980〜90年) | 約100〜120円 | 約120〜140円 |
令和(現代) | 約120〜150円 | 約120〜150円 (実質ほぼ同じ) |
昭和〜平成前半までは物価上昇とともにあんぱんの価格も大きく変化しましたが、2000年代以降はほとんど変わっていないですね!
これは原材料価格や流通、技術の安定、そして日本全体の経済成長率の鈍化によるものといえます。
時代は変わっても、あんぱん1個に込められた「日常の小さな幸せ」は同じなのかもしれません。
まとめ
今回は、【朝ドラ】あんぱん1~10銭は今の何円?昭和初期と現代価値の比較一覧を紹介についてまとめさせていただきました。
近年は材料費や人件費の高騰によってやや値上がり傾向にはありますが、それでもパン1個あたり120〜150円程度。
なんと、約100年かけて“実質価格”はそこまで大きく変わっていないというのが面白いところですね!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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